数学が苦手でも日東駒専に合格できる!効果的な対策と勉強法

日東駒専とはどんな大学グループ?

日東駒専という言葉を聞いたことはあるでしょうか。受験業界でよく使われるこのグループは、それぞれ個性豊かな大学の集まりです。

数学が苦手な学生でも、しっかりと対策を立てれば合格のチャンスがあります。まずはどんな大学なのかを知るところから始めましょう。

日東駒専の4つの大学

日東駒専とは、以下の4つの大学の頭文字をつなげた呼び名です。

  • 日本大学(日大):学部数が国内最多クラスで、理工学部・法学部など幅広い選択肢がある
  • 東洋大学(東洋):哲学を建学の精神に持ち、経営・情報・文学など多彩な学部を展開
  • 駒澤大学(駒澤):仏教の精神を基盤とし、経済・法学・グローバル・メディア学部などが人気
  • 専修大学(専修):法律・経済の伝統校として知られ、ネットワーク情報学部なども注目される

いずれも首都圏を中心に複数キャンパスを持ち、就職実績も安定しています。偏差値は概ね45〜55前後で、しっかり対策すれば現役合格も十分に狙える大学群です。

日東駒専の偏差値と難易度の目安

大学名代表的な学部偏差値目安数学の出題有無
日本大学理工・法・商45〜55学部による
東洋大学経営・情報・文47〜54学部による
駒澤大学経済・法・グローバル46〜53選択可
専修大学法・経済・ネットワーク情報45〜52選択可

この表はあくまで目安です。同じ大学でも学部・学科によって偏差値は大きく変わるため、志望学部の最新の入試情報を必ず公式サイトで確認してください。

文系・理系どちらでも受験できる?

日東駒専の大学は文系学部が多いですが、日本大学理工学部東洋大学情報連携学部など、理系学部も充実しています。

文系学部の入試では、数学を使わない「英語・国語・社会」型の受験方式も多く存在します。数学が苦手な人でも、受験方式を選ぶことで数学を回避して受験することが可能です。ただし、数学を選択すると有利になるケースもあるので、後述の入試傾向も参考にしてみてください。

日東駒専の数学入試の出題傾向

日東駒専の数学入試には、各大学・学部ごとに一定のパターンがあります。傾向をつかむことが合格への近道です。

ここでは、出題範囲や問題の難易度、よく問われる単元を整理します。

よく出る単元はここ

日東駒専レベルの数学入試では、特定の単元が繰り返し出題される傾向があります。苦手な人は、まず以下の単元に絞って学習を進めましょう。

  • 数と式・方程式・不等式:基礎計算力が問われる最頻出ジャンル
  • 二次関数・グラフ:グラフの読み取りや最大・最小の問題が定番
  • 場合の数・確率:思考力が問われるが、パターン学習で対応可能
  • データの分析・統計:共通テスト型入試でも重要視される分野
  • 図形と計量(三角比):日大・東洋で頻出

上記の単元は、多くの日東駒専の過去問で繰り返し登場します。基礎レベルの問題を確実に解ける力が合否を分けるポイントになります。難問よりも、ミスなく解ける力を養うことを意識しましょう。

大学別の出題スタイルの違い

日本大学は学部ごとに問題が独立しており、理工学部では微分・積分なども出題されます。一方で商学部・経済学部は数ⅠAの範囲が中心です。

東洋大学の経営学部・情報連携学部では、計算問題中心のシンプルな出題が多く、スピードと正確さが求められます。

駒澤大学専修大学では、数学を英語・国語と並ぶ選択科目として設定しているケースがあり、「数学で受験する」か「社会で受験する」かを自分で選べる自由度があります。

共通テスト利用入試での数学の扱い

日東駒専のいずれの大学も共通テスト利用入試を設けており、一般選抜よりも少ない科目で受験できる場合があります。

共通テストの数学(数ⅠA・数ⅡB)の点数をそのまま活用できるため、学校の授業や模試対策と並行して共通テスト対策を進めることで、一般入試と共通テスト利用の両方に対応できます。受験機会を増やす意味でも、積極的に活用したい入試方式です。

数学が苦手な人のための基礎固めの進め方

「数学が苦手」と感じている人の多くは、途中のどこかで基礎がぬけてしまっているケースがほとんどです。

焦らず、自分のつまずきポイントを見つけて丁寧に埋めていくことが最短ルートです。

中学数学から見直すべき?

高校数学の多くは中学数学の延長線上にあります。たとえば、因数分解・方程式・比例・反比例などは中学で学ぶ内容ですが、これが理解できていないと高校の「二次方程式」や「関数」でつまずく原因になります。

模試や定期テストで数ⅠAの基礎問題でも得点できないという場合は、中学数学の復習から始めることをおすすめします。『中学数学の総復習』(学研プラス)などの参考書が使いやすくおすすめです。

数ⅠAを最優先に固める

日東駒専レベルの文系数学は、数ⅠA(数学Ⅰと数学A)の範囲が中心です。まずはここを徹底的に固めることが第一歩です。

具体的には、「数と式」「二次関数」「場合の数と確率」「図形の性質」の4分野を優先してください。この範囲だけで、多くの入試問題に対応できるようになります。

『基礎問題精講 数学ⅠA』(旺文社)は、1問1問が丁寧に解説されており、数学が苦手な人でも取り組みやすい構成になっています。1日2〜3問のペースでも、3ヶ月あれば基礎を一周できます。

「わかる」より「解ける」を意識する

数学の勉強でよくある失敗が、「解説を読んでわかった気になって終わり」というパターンです。

「わかる」と「自力で解ける」は別物です。解説を読んだあとは、必ずノートに自力で解き直す習慣をつけましょう。「解き直しノート」を作り、間違えた問題だけを集めて繰り返し復習する方法が特に効果的です。

この「解き直し」を続けることで、少しずつ自信がつき、入試本番でも焦らず対処できる力がついてきます。

日東駒専の数学対策におすすめの参考書

参考書は多すぎて何を選べばいいか迷いがちです。レベルに合ったものを1冊ずつ完成させることが大切です。

ここでは、数学が苦手な人でも取り組みやすいものを厳選して紹介します。

入門レベル:まず1冊目に使いたい参考書

数学がほぼゼロからのスタートという人には、『やさしい高校数学 数ⅠA』(学研プラス)がおすすめです。会話形式で進む構成で、教科書よりもわかりやすく、挫折しにくい作りになっています。

また、『チャート式 基礎と演習 数学ⅠA(白チャート)』(数研出版)は、例題と練習問題のセットで構成されており、基礎から丁寧に積み上げたい人に向いています。

標準レベル:実戦力をつける1冊

基礎が固まってきたら、『基礎問題精講 数学ⅠA・ⅡB』(旺文社)へステップアップしましょう。厳選された問題だけが収録されており、無駄なく実力を伸ばせます。

日東駒専レベルでは、この1冊をしっかり仕上げるだけで合格ラインに到達できるケースが多いです。問題数が少ないため、繰り返し解くことに向いています。

過去問演習:最終仕上げは赤本で

参考書が仕上がったら、志望校の過去問(赤本)に取り組みましょう。『日本大学(各学部)』『東洋大学』『駒澤大学』『専修大学』それぞれの赤本が教学社から刊行されています。

過去問演習では時間を計って解くことが重要です。本番の制限時間内に解き切る感覚を早めに身につけておくと、試験本番での焦りを防げます。直近3〜5年分を最低でも2周することを目標にしましょう。

塾・予備校を活用するなら

独学に限界を感じたときは、塾や予備校のプロの力を借りるのも有効な選択肢です。

ただし、塾選びを間違えると時間とお金を無駄にしてしまうこともあります。ポイントを押さえて選びましょう。

数学苦手克服に強い塾の選び方

数学が苦手な人が塾を選ぶ際は、以下のポイントを確認してください。

  • 個別指導か少人数制か:自分のペースで質問できる環境があるか
  • 中学数学からさかのぼって教えてもらえるか:基礎の穴を埋める対応ができるか
  • 日東駒専の合格実績があるか:目標レベルに合った指導ノウハウがあるか

集団授業形式の予備校では授業スピードについていけないケースもあります。まずは個別指導形式で自分の弱点を集中的に補強し、ある程度力がついてから集団授業に移行するという順序も効果的です。

おすすめの塾・予備校

数学苦手な高校生や受験生に実績がある塾・予備校として、以下が挙げられます。

  • 東進ハイスクール:映像授業でわかるまで繰り返せる。基礎から始めやすい
  • 河合塾マナビス:映像授業+アドバイザーのサポートで自学習を補強
  • 個別教室のトライ:完全マンツーマンで中学数学からさかのぼれる
  • スタディサプリ(リクルート):低コストで基礎から学べるオンライン動画教材

費用や通いやすさも重要な判断基準です。無料体験授業を活用して、自分に合った環境かどうかを確かめてから入塾を検討してください。

オンライン学習との組み合わせ

塾に通う時間が取れない場合は、オンライン学習と組み合わせる方法もあります。

スタディサプリは月額2,000円程度(税込)で高校数学の全範囲を学べます。特に基礎講座の「数ⅠA」は授業が丁寧でわかりやすく、苦手な人の最初の一歩として活用しやすいです。塾に通いながら復習ツールとして使う受験生も多くいます。

合格から逆算した学習スケジュール

いつ・何をやればいいかが見えると、勉強への取り組み方が変わります。時期ごとの目標を明確にしましょう。

ここでは高校3年生が4月からスタートする場合を想定したスケジュール例を紹介します。

4月〜7月:基礎固めの期間

この時期は数ⅠAの基礎固めに集中します。参考書は1冊を選び、最初から最後まで丁寧に進めることが大切です。

学校の定期テスト対策と並行して進める場合は、1日あたり30〜60分の数学学習時間を確保することを目標にしてください。焦って先に進むより、同じ問題を繰り返して「確実に解ける」状態にすることが重要です。

8月〜10月:実戦演習の期間

夏休みは学習の加速期間です。基礎参考書を終えたら、問題演習の量を増やすフェーズに入ります。

この時期から少しずつ過去問や模試にも触れ始め、自分の現在地を確認しましょう。模試の結果に一喜一憂せず、間違えた問題の復習を徹底することが9月以降の伸びにつながります。

11月〜入試直前:過去問中心の仕上げ

この時期は志望校の過去問演習が中心になります。時間を計って本番形式で解き、解き終わった後は必ず丁寧に復習してください。

新しい参考書に手を出すより、これまで使ってきた参考書の苦手箇所を再確認する方が得点アップにつながります。入試直前は体調管理も含めて、安定したリズムで学習を続けることが最も大切です。

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